直近の更新履歴
2012年12月25日 新設
2013年01月06日 誤記改訂
2015年03月05日 改訂(v0.2)
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2012年12月25日 新設
2012年01月06日 誤記改訂(「M-84」→「M84」)
2015年03月05日 改訂
オリジナルモデルです。安全ピンのピン先を割っていませんが、引き抜くことができます。また、ボーンはハンマー(撃鉄)とレバーにも入っており、実物通りの動作をさせることが可能です。
武装して人質を取り立てこもった容疑者やテロリストへ対処するための方法はいくつかありますが、一番荒っぽいのが突入です。また戦争・戦闘にあっては、室内に誰かいないか確認するために、いちいち重たい手榴弾を投げ込んでいく訳にはいきません。最悪なのは民間人を殺傷することです。憎悪は、より強い憎悪を産みます。
そこで、大音響と閃光を一気に発し、相手を一時的に混乱させ、その隙に乗じて行動しようと、1960年代に考えた特殊部隊がありました。イギリス陸軍特殊空挺部隊第22連隊(当時)です。要するにSASです。
こうして産まれたのがスタングレネード stun grenade です。「フラッシュバン flash bang 」は愛称です。一時期、商標であった説がありますが、裏が取れていません。
FPSゲーマーの方なら、フラッシュバンを使った戦術はご存じかと思います。ですが、実物の構造はどうなっているか、といったことまではゲーム中では再現されていないので(America's Army 2では再現してたような気がしますが)、少し補足しておきます。
実物の使い方は、まず安全ピンを引き抜きます。この時点では一切作動せず、(推奨されていませんが)ピンを挿し直せば安全にすることもできます。レバーはハンマーつまり撃鉄を押さえつけています。ハンマーにはばねが付いています。
投げることで、ハンマーを押さえつけていた力がなくなり、レバーを跳ね上げながら回転し、最終的にプライマーつまり雷管を叩きます。これが撃発になりますが、すぐ撃発しないように遅延信管内が(比較的)ゆっくり燃焼し、最終的に装薬に点火されます。
このメカニズム自体は、他のもの(破片手榴弾や発煙弾、催涙弾、焼夷弾など)と同じです。
「普通の手榴弾」、すなわち破片手榴弾 frag grenade や発煙弾 smoke grenade は、安全ピンは1個だけです。しかし、1995年から米陸軍ピカティニー工廠で製造され、米軍で広く使用されている M84 は、安全ピンが2本ある信管M201A1 MOD2を採用しています。発煙弾で使用されるM201の姉妹品ですが、M201A1 MOD2信管の作動時間は1.0~2.3秒で、誤って点火した時、負傷・火災(やけど)・視力や聴力の衰弱など、かなり影響が大きいので、二重に安全策を採っているわけです。
信管の違いが一目でわかるように、信管のレバーの先が茶色に塗られています。実弾は、弾体の中央にパステルグリーンの帯が塗られています。なお、訓練弾は全体がパステルグリーンないし水色に塗られています。
モデルでは、これらの特徴をなるべく再現したつもりです。
発する音響は170~180dB、閃光は5フィート(約1.5m)の半径において600~800万カンデラですが、それは再現していませんので、お手元でなんとかして下さい。
フラッシュバンは「低致死性兵器」 less-rethal weapon ということになっています。絶対に人が死なないという訳ではありません。ゴム弾だって当たり所が悪ければ、あるいは内出血などで手当が遅れれば、亡くなることはあり得ます。
アメリカの警察において死亡事例が3件、火災事例が1件報告されています。事例のうち1件はFBを食らった人(しかも容疑者ではなかった)が心臓発作を起こし死亡。火災事例は「自宅で装備を片付けていた」警官が、誤って発火させてしまった、とのことです。
・さっき書いてしまいました。
・ハンマーがレバーを跳ね上げる動作自体は、勢いが余って作ってしまった動画の方で描画していますが、より詳しい使い方については取説動画を製作するつもりですので、そちらをお待ち下さい。
・実質10時間で作ったので、色々あると思います。不具合については、ご面倒でもご報告いただけると嬉しいです。
・twitterで報告されても、読んでませんので気がつきません。
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