ユーザーモデル公開 - RPG-7セット

発射器RPG-7、弾頭PG-7V、2.5倍光学照準器PGO-7の組み合わせ

直近の更新履歴

2012年12月13日 新設
2013年01月06日 v0.2に差し替え
2015年03月10日 v0.4に差し替え
2015年05月06日 画像メンテナンス(モデル変更なし)

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 この文書も含め、ファイルセットの内容は明示的・非明示的を問わず、一切保証しません。ご自身の責任においてご利用下さい。
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履歴

2012年12月13日 新設
2013年01月06日 v0.2に差し替え テクスチャと添付文書の誤記を修正、モデルのごく一部を改訂
2015年03月10日 v0.4に差し替え (1)光学照準器を収納・展開可能に (2)弾種を4種追加(表情で切り替え可能)

概要

 オリジナルモデルです。世界でもっとも普及している対戦車ロケットの、発射器と弾体のセットでの、オリジナルMMDモデル(アクセサリ)です。

 v0.2までは「光学照準器付き」と「光学照準器なし」の二通りのモデルがありましたが、v0.4からは統合した上、弾種を4種類追加しました。

内容

 ナチス政権下、ドイツ軍が急造した対戦車兵器「パンツァーファウスト」「パンツァーシュレック」に衝撃を受けたソビエト陸軍は、急遽<s>パクって</s>インスパイヤされてRPG-2とかを作りました。その後色々あって(*1)、弾頭を大型化、さらに光学照準器PGO-7(ПГО-7)を基本的には標準装備に(表向きはそういうことに)したRPG-7(РПГ-7)に改良しました。

(*1) 長くなるので省略

 威力は、発射器よりも弾頭の種類に依存します。タンデム弾頭や対人榴弾、サーモバリック弾などがありますが、今回は量的にいちばん多いPG-7V(ПГ-7В)をモデリングしています。20m~500mが「実質的な」有効射程となります。

 対戦車ロケットには、再装填型と使い捨て型の二通りがあります。RPG-7は再装填型です。なお、パンツァーファウスト Panzerfaust は使い捨てです。それに対し、パンツァーシュレック Panzerschreck (*2) は再装填型です。一長一短あり、各装備の設計思想、実際の設計・実装・量産体系、量産価格、保守性にも関連しますので、どちらが良い・悪いということは言えません。

(*2) 「パンツァーシュレッケ」という珍妙な表記を見たことがありますが、語尾のどこにも母音はありません

 純正品とそのライセンス品の発射器生産数は900万挺以上(*3)で、各地の紛争地帯で必要以上に大活躍しています。小型・軽量で安価ですが、価格が弾頭の1,000~10,000倍する車輌を行動不能ないし戦闘力激減にできる(*4)、おそろしくコストパフォーマンスの高い兵器です。射手の身の安全はともかくとして。

(*3) 中国(特にノリンコ)のコピー品は、この生産数にはカウントされていません。ライセンス料を払っていないからです
(*4) 撃破できないとしても、たとえば戦車なら足回りのどこか(履帯など)を破壊されると、戦闘力が著しく削がれる点について、注意を喚起しておきます

弾薬名 キリル文字表記
および名称
GRAU 製造
開始
弾種 総重量 弾頭重量 直径 威力
PG-7V ПГ-7В 7P1 1961年 対戦車
成形炸薬弾
2.2kg データなし 85mm 260mm RHA
PG-7VL ПГ-7ВЛ
《Луч》
7P16 1977年 対戦車
成形炸薬弾
2.6kg 730g
HMX 95%
93mm 500mm RHA
PG-7VR ПГ-7ВР
《Резюме》
7P28 1988年 タンデム
成形炸薬弾
4.5kg ? + 1.43kg
HMX 95%
64mm +
105mm
600mm RHA(ERA) /
750mm RHA(non ERA)
TBG-7V ТБГ-7В
《Танин》
7P33 1988年 サーモバリック弾  4.5kg 主剤 1.9kg (*1)
点火薬 0.25kg
105mm 殺傷半径 10m
OG-7V ОГ-7В
《Осколок》
7P50 1999年 対人榴弾 2.0kg 210g
RDX 96% (*2)
40mm 殺傷半径 7m (*3)

*1 マグネシウム系の装薬 ОМ 100МИ-3Л
*2 RDX 96% + パラフィン系 4% A-IX-1 、 RGN / RGO系手榴弾と同系統の装薬になっている模様
*3 防護服を着た対象に対して半径7m。別のデータでは、破片1,000個の飛散半径75mとのこと(150平方メートルという情報もあり)

取り扱い方法

 取説動画をご覧下さい。

注意点

・デフォルトではアイアンサイトが寝ています。起倒式ですので、照準器を格納した場合、両方とも起こしてから使って下さい。

・フィンは勝手に開いたりはしません。そのため、縦方向のフィンと横方向のフィンをそれぞれ開くことができるように、回転連動の親ボーンを二つ入れておきました。90度に角度指定すると、手間が省けて楽です。

既知の問題点

・造形があちこち非常にいいかげんです。特に、光学照準器本体の射手と反対の側面(射手から見て右側)の造形が非常にいい加減です。

・光学照準器脱着レバーは動きません。動かす予定もありません。また、光学照準器のレチクル照光スイッチのボーンは必要なしと判断し、v0.4で削除しました。

・刻印代わりにキリル文字が入れてありますが、私はロシア語が一切分かりませんし、東側装備は完全に専門外ですので、正確性・妥当性などは一切保証しません。不満な方はご自分で付け足して下さい。
 本体の表記は「РПГ-7Д ТБ-137 1975г」(RPG-7D(本体名称)、ロット番号と思われる、1975年製)としてあります。メーカーズマークは省略しています。
 光学照準器のスイッチは上が「ВКЛ」(オン)、下が「ВЫКЛ」(オフ)です。ナイトビジョンではなく(それは別に存在します)、レチクルのイルミネータです。

【追記】「ВЫКД」という恥ずかしい誤記がありましたが、「ВЫКЛ」です。v0.2モデルおよび添付文書では修正されています。

・今回配布のモデルには剛体が一切入っていません。

ご注意

 許可のない二次配布を禁止します。エロ・グロ(ホモ系を含む)など非常識な使い方を禁止します。

 動画や静画でご利用いただいた場合、コンテンツツリー親作品への登録をお願いします。また、可能な限りの話ですが、一次著作者としての表示を希望します。

おまけについて

 参考ポーズデータをおまけに付けています。フォルダ内にテキストファイルで注意書きを入れてありますので、そちらをお読み下さい。

 照準器のレチクルを背景透過pngファイルで収録しています。米陸軍TRADOCのマニュアルから拝借したものを加工しましたので、著作権はクリアです。使い方は各自工夫して下さい。

余談

 建設的なサジェスチョンや要望、ファイル構成などのうち理解に苦しむ部分(ありませんように)などについての質問等ありましたら、遠慮なくメールでご連絡下さい。ただし常識の範囲内で、最低限の常識は守って下さい。連絡はdiagraph01@ab.auone-net.jpまでお願いします。なお、トップページにも書いてありますが、フリーメール類は遠慮なくゴミ箱行きですので、プロバイダのアカウントからメールして下さい。

 twitter (@diagraph01)は、一方的につぶやくだけで、ほとんど能動的には使っていません。

 ところでファイルどこだよ? と思った方へ。こちらです。ドキュメント読まないでダウンロードする人を防ぐために、こういう回りくどい手段をとっているだけで、決して意地悪とかではありません。


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