Nゲージ工作

TOMIX DD51(新)のコンデンサをはんだごてで外す

2004年02月26日 新設。
2004年02月27日 補足事項追加。
2004年11月18日 レイアウト変更。

※初期ロットのみに適用です。

※免責事項 本ページの実行にあたっては、自己責任でお願いいたします。筆者は手元でうまくいった方法を紹介しているに過ぎず、本ページを参考にした工作の結果に責任を持つことはできません。

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 先日、TOMIX DD51が新規金型で生産されましたが、常点灯まわりで少々問題が発生しているようです。DD51を分解してみたところ、チップ型コンデンサが載っています。

 TOMIXは公式には「ニッパなどでカットしてください」としていますが、はんだごてで外した方が美しく、かつ、基板パターンを痛めることなく外すことができます。チップの両側の表面実装用はんだ(フィレットと言います)に、均等にはんだを足してやり、両端を熱しながら(←ここ重要)チップコンデンサをずらすのです。30Wぐらいのはんだごてが一番適していると思います。

 画像をクリックすると拡大写真が表示されます。

はんだごての使用方法

 上のように、チップ両端にはんだを盛って、その両方を熱しながら、こて先で押すように力を加えます。はんだにじゅうぶんに熱が伝わっていれば、すっと部品が動くはずです。とった部品はティッシュなどで受けると良いでしょう。

使用後

 このように、チップも基板も痛めることなく、部品を外すことができます。くれぐれも、やけどにはご注意下さい。

 補足:私ははんだごてに慣れているので、基板をボディーに付けたまま作業しましたが、自信のない方は、基板を取り外して作業すると良いでしょう。

分解例

 中央に、よもぎ色のプラスチックパーツがありますが、プリント基板はこのパーツで押さえられているだけです。プラパーツは4ヶ所のツメで留まっていますので、そのツメをマイナスの精密ドライバーなどでこじると外れます。

 それから、5秒以上温めても取れないようであれば、温め方がよろしくないと思いますので、いったんコテをはずして、はんだを両端に足しなおしてから、もう一度作業した方が良いでしょう。長時間こてをあてると、プリント基板からパターンがはがれてしまいます。


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