Nゲージ工作
2005年05月21日 新設。準備工事。
2005年05月27日 執筆完了。
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この記事は、211系のLED化に続いて、比較的過去に行ったもので、撮影だけはしてありましたが、ずっとそのまま放置になっていたものです。なので今更感はありますが、せっかく発掘された写真がもったいないので、記事として掲載しておきたいと思います。
使用したLEDは、日亜の3φ白色、NSPW310BSです。改造対象車がハロゲン灯なので、白色LEDを選んでいます。
車体と床下はツメで留まっています。隙間もありますので、精密ドライバーのマイナスなどで注意深くこじれば、簡単に分解できます。
分離した車体と床下。床下はこのあと放置で構いません。すでに、車体の下部に、集電用のバネが見えています。
ライトボックスごとユニットになっており、これは固定されていませんので、引っ張りながら外します。
ライトボックスを外した状態。
ライトボックス自体も、ボスでのはめ込み式になっており、簡単に分解できます。クリアパーツは外れやすいので、これだけは取り扱いに注意。外れてしまったら、へこみとクリアパーツの形状から、どこに着いていたかを推測しましょう。
ムギ球が着いた基板を取り出した状態です。バネの折り返しが鋭利になっていますので、指をケガしないようにして下さい。
どちらが前照灯が確かめるテスト。これを行わないと、極性が分かりません。例によってTOMIXのヨ8000を使っています。ヨの後尾灯によって、基板下側が前照灯であると分かります。
当然ですが、パワーパックを逆転させると、上側が後尾灯であると分かります。
というわけで、基板上側から着手します。パーツを付ける隙間が意外とないため、少々アクロバティックな配線となります。まずは、1SS133のリードを短く切り、カソード側(線が引いてある方)を電極側にしてハンダ付けします。LEDの方も、カソード側を短く切って、アノード側は曲げ加工をしておきます。
今回のLEDのスペックは、20mA、降下3.6Vということなので、抵抗は入れておりません。回路図的には、下図の抵抗なしバージョンになります。上の写真で言うと、奥側が、回路図に書いてある「上」になります。
基板に付いている表面実装タイプのダイオードは外しておきます。そしてLEDとダイオードの極性が合うように、つまりダイオードのアノードとLEDのカソードを付け、LEDのカソードを逆側の電極にハンダ付けします。やけどには十分注意して下さい。
裏側も同様の加工をします。極性は、当然ですが、裏側の逆になります。
そして、ユニットに組み込み直します。
ユニットを組み立て直したところ。
奥がLED車、手前が未改造車です。ちゃんとハロゲンっぽく光っているのが分かると思います。
後尾灯は、位置がおかしかったか、ちゃんと導光されていません。これはあとで調整します。
わざと部屋の照明を落としてみた画像。ムギ球車の方が明るいように見えますが、これはカメラのせいで、実際はそうでもありません。方向幕(まだデカールを貼っていません)を見れば分かると思います。
暗くすれば、後尾灯もちゃんと光っていることが分かります。
以上、拙いレポートではありますが、作業の記録として参考になれば幸いです。